【読書】村上春樹「海辺のカフカ」

これを読み終わって思った、確認した?ことは、
ボクの中で村上春樹はかなり大きな影響を及ぼしてきた存在なのではないかということである。
幸か不幸かはわからないが。
そもそもそういう議論のうえに立つものであるどうかすらわからないが。

村上春樹は、ボクが好きな作家の一人だ。
ボクの村上春樹との出会いは受験の国語の問題(問題集?模試?)で
「ノルウェイの森」が出題されたことだ。
国語の問題文なので一部分でしかないが、その部分に惹かれ、全体を読みたいと思った。
そこが始まりだった。そこから村上春樹の長編を読み漁った。

村上春樹の小説はある意味難解である。
そして同時に必然でもあるのだ、とボクは思う。
(村上春樹の影響を受けているような表現かもしれないが・・・)




この作品でも然り。
村上春樹以外の人間が、
その内容を語った時点で「そこにあるもの」からは変質してしまいそうな気がするし、
表現しきれないと思うのでここで詳しく書くことはしないが。

話は、とある少年と、とある老人と、とある図書館と、
そこに関わるいろんな人、モノ、コト、
すべてが無関係なように見えて実際は密接につながっている。
つながっているようで、実は幻想に過ぎない。
そんなことが入り組んでいる。そういう印象、ぐらいが今のボクに。

昔はわからなかったものも読み返すと違った影響を受けた。
これももう一度読まなければいけないと感じた。
「そのときがきたらわかる」ではないが、
「そのときがきたら」読み返し、そして新たな発見をするような気がする。

今回読んでも新たな発見をしたような気はするのだが、
残念ながら(必然なのかもしれないが)今のボクはそれを言葉に表すことができない。

皆さんにオススメできるわけではないと思うが、
村上春樹を呼んだことのない方の中で、
自己と向き合うことに興味を持っている方は読んでみると面白いと思う。
答えがそこにメタファーとして存在する。そんな気がする。
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by Keisuke_Ishino | 2005-03-07 22:47 | 読書
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